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まぜるときけん

灰音「ほんとに1周年!」 衣玖さん「フィーバー☆」

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2009.08
27
CM:2
TB:0
01:57
Category : Eschatology
Theme : 自作連載小説
Genre : 小説・文学
 
 「ほら、さっさと帰れ」
 「べ、別に構わないでしょ。ちょ、押さないで、って。・・・・・うひぁっ、どこ触ってんのよ、ヘンタイ!」
人の家で、しかも朝早くから騒ぎまくって、その家の主である俺に沈静させられた珍獣を、俺は力ずくで家から追い出そうとしてみる。
 「どこも触ってねぇし、もし触っていたとしても不可抗力だ。俺は人体に興味はない」
 「誰が帰るモンですか、どうせまた朝ごはん食べないで学校行く気でしょ!」
 しかし、詩織も踏みとどまって帰ろうとしない。よほど俺に朝飯を食わせたいのだろう。
 「ふざけんな。誰のせいで遅刻スレスレだと思ってんだよ」
 「遅刻を理由にしないの! どうせ余裕があっても食べないくせに!」
 互いが互いのの両肩を押し合いながらの論議は、まるで柔道の競り合いみたいだ。
 今朝のコイツはいつも以上にしつこい。
 確かに詩織は朝ごはんを重要視している。詩織曰く、朝ごはんを食べたのと食べてないのでは、頭の回転や、肉体の機動性が変わるらしい。
 いつもなら、俺が学校に行くとき、毎朝、マンションのエントランスで俺と士郎を待ち伏せいている詩織が、「おはよう」の次に、「今朝は朝ごはん食べたの?」と俺と士郎に言ってくるくらいだった。まぁ、これも普通ではないが。
しかし、今朝の”コレ”は、もう異常だ。
 コイツは、俺が朝ごはんを食べない限り俺の家から一歩も外に出る気はないだろう。
 「あー、もう、好きにしろ」
 俺は、終わりの見えないこの競り合いに、終止符を打つべく、白旗を上げ、部屋の中央にあるソファーに座った。
 途端、詩織が勝ち誇ったような笑みを浮かべ、台所に向かった。
 「・・・」
 まさか!
 「お前が作るのかよ、朝飯!」
 とっさのことに、ついツッコミを入れてしまった、焔上澪。18歳の冬。
 「え?
さっき、『好きにしろ!』って言ったのは澪じゃない」
 ・・・終った。
 その後、俺は結局、あいつが作るであろう、俺に何らかの害をもたらすダークマターが練成されるのを、阻止することができなかった。
  
 時刻は9時40分。遅刻決定。
 そして、朝ごはんができた。

 空は曇り、少し暖かな1月。
 俺は見慣れすぎた、何の変哲も無い通学路をいつもどうり歩いている。
 となりで士朗と詩織が騒いでいるのは気にしない、気になったら負け。
 ”朝ごはん”を食べてきたからだろうか、遅刻決定だというのに、気分がたまらなくスッキリしている。
 
 あぁ、そうだ。確かに俺は、詩織が作った料理を食べた。
 しかし俺は腹を壊す訳でもなく、ましてや気分が優れないわけでもない。むしろ清々しいくらいだ。
 全ては俺の、詩織に対する固定的な思い込みだった。
 案の定、詩織は料理ができた。しかも見た目、味、手際、全てにおいて相当なものだった。
 そんなハイレベルな日本食を朝一で食べてきたのだ、気分がいいのは当たり前か。
 俺はずっと、詩織は弓道一筋の単なるだめ女かと思っていた。
 その思い込みが、ずっと「詩織には料理はできない」などと、固定付けた。
 そんなことを、二人でで朝食を食べているときに、詩織に言ってみたら、
 「はぁ? そんなこと思ってたの?なめないでよね、これでも私、武家屋敷のお嬢様なんだから! えっへん!!」
 とか言って、ご飯をのどに詰まらせてたっけ。
 しかし、なぜだ。なぜ、今日に限ってなぜこんなにも騒がしい。
 なんだろうか、俺はこの「騒がしさ」に、正体不明の違和感を感じた。
 ・・・いや、騒がしいのはいつものことだ、気のせいだろう。
 そんな不安を紛らわせようと、俺は騒いでいる2人の会話に入ることにした。
 「ところでだ、士郎。お前はどうして、壁に風穴を空けるなんて馬鹿なことをしたんだ?」
 と、朝から気になっていたことを聞いてみる。
 「あ?そんなことか」
 士郎は当たり前かようにそんなことを言ってやがる。
 「そんなことじゃねぇ。 自分の部屋に穴空けるならともかく、俺の部屋に被害が出てる。
 だいいち、玄関から入ってくれば良かったろう?
 コレは家主として聞かないといけないんだよ」
 などと、本当はどうでもいいことを理由にして聞き出そうとしてみる。
 「あぁん、なんかさ、他人と違うことしたかったんだよ。
 普通じゃまずやらねぇだろ、壁に風穴空けて隣の部屋のダチをゲームを誘うって」
 などと、満面の笑みを浮かべて言ってやがるから、 きっと本音だろう。
 「ああそうか、ならよかった。 俺の対する嫌がらせかと思ってた。」
 「良くないわよ! プライベート丸出しじゃん!」
 俺と士郎の話に、詩織が割って入ってくる。
 「プライベートねぇ」
 本当はどうでもよかったが、ちょっと考えてみる。
 しかし、帰ってきて飯食って風呂入って寝るだけの部屋だ。そんなに考えつく節が無い。
 「ま、良いんじゃなェか? 男同士だし」
 「へェー、男同士だからいいんですか? それは士郎じゃなくともプライベートさらすということですか! アンタは★モ野郎ですか!!?」
 ・・・
 アア、コイツハナンデ、コウユウコトヲイウカネェ・・・
 「詩織、一発と言わず6発くらい殴らせろ」
 士郎はなかなか良いことを言った。と、俺は思う。なんせ俺も、現在進行形で思っていることだから。
 「久しぶりだな、士郎。 こんなに思ってることが一緒だなんて」
 そんなことを言って、俺は士郎との共闘することになった。
 俺と士郎が、詩織に総攻撃をしかけよとした時―
 ―俺達の目の前に一人の少女が、「居た」。
 俺達の目の前にいきなり「居た」その少女は、まるで存在感がない。しかし少女は「ここ」に居る。
 その容姿は、たまらなく華奢すぎる。
 身長は小学校高学年くらいだろうか。
 まるで雪を連想させるかのような、白く透き通る肌と銀髪。
 しかし、その瞳は紅く充血している。
 ―異質だ。
 何もかも、俺達とこの少女は違いすぎる。
 唐突と、少女が口を開いた。
 「私はあなたの世界に干渉します」
 なんのことだ・・・
 「私は、きっとあなたにしか見えてないわ」
 だから、何を言っている・・・
 「あなたは、私と一緒だから」
 俺と・・・? おまえが・・・?
 「澪、あなたは誰にも殺させない。この身が滅んでも、私が守り通すもの」
 こいつは、何を言っているんだ・・・?
 どうして俺の名前を知っている・・・?
 お前は誰だ・・・?
 この少女の存在は、俺に疑問しか残さなかった。
 そして、多くの疑問を残したまま、少女は蜃気楼のように消え去った。
 「なんだ、今のは・・・」
 
  
 
 
 

  
 
  
 
 
 
 
 
  
 










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完成したぜェ。

大分長くなってしまったww
 
では再度、注意点など、意見などお待ちしておりますww

よろしくお願いしますね♪
 
  
 
 
  
 
  
 
 

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……人体…ねぇ…(汗)
その一言で主人公が恐ろしく見えたのは俺だけか?

>>天音さん

澪くんは普通じゃないから大丈夫ww

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